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2014年12月4日木曜日

bravura

ぶらぶら、いやいやブラヴューラ・・・知りませんでした。
brave、bravoと語源を同じくするものと思われますが日本語との比較からおかしかったです。
「華麗な曲、演奏」ということですが眠れない夜中にはとてもヘッドフォンをつけて聞けるような手合いではありませんが、このbravuraの正反対ということで思い出したのが30年以上前のことでしょうか、カーネギーホールではなばなしいデビューを飾った"天才ピアニスト"(というふれこみ)のニレジハージーの高崎音楽大学と第一生命ホールでのソロ・コンサートでした。
音楽業界の商業主義に反発してコンサートをしなくなりどういう30~70代をおくったのかわかりませんが、貧困の極致にあったものを高崎音楽大学の学長さんかなにかが救いの手をさしのべた末のコンサートだったと思います。
高崎のは私家版のレコードもあり自分も所有していますが、第一生命ホールのも大手レーベルから2枚組かなんかで出ていたと思います。両方とも探すのが大変でどこに行ってしまったかわかりませんが、とにかく高崎の印象は暗くて暗くて気が滅入ってしまったのを覚えています。
第一生命ホールでは演奏の記憶は全くなく、わあわあといった雰囲気の中で知らない間にコンサートが終わってしまったのを覚えています。フジ子ヘミングという方がどういう演奏をするのか知りませんが、ミーハー客の押し寄せたコンサート会場というものは似たようなものなのでしょうか。
ところで第一生命ホールでもっとも印象に残ったのは音楽ではなく菅原文太さんでした。
コンサートの企画というか支える側にいたのです。
利用されたのかそれとも自主的にそうなさったのかは知るよしもありません。
流れ星・・・のイメージしかなかった彼ですが、晩年の活動をみると首尾一貫したものを持っていたのかなと今になって感じています。
菅原文太がリストを、しかも幻のピアニストのコンサートに・・・。
その場では目の前にいた菅原文太の姿になにかおかしみすら感じてしまったのですが今になって、「ああ、映画の中のまんまなのだな」と感じています。

それにしても演奏会をしないで何を自分の外界にメッセージしようとするのか理解に苦しむところですが、純粋なんでしょうね。
ひとには売らない夢の豆腐をつくる、注文主がいないのに夢の建築をつくる設計士、・・・。矛盾しているようで矛盾していないおとぎばなし。

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