佐藤忠良だった。
ことばをもてあそんでいるスノッブやカネのやりくりに必死なひと、権力の刀をふりまわして有頂天になっているひと・・・等はおおいに傷つけられた番組であったと思う。
それとは逆におおきな励ましを受けたものつくりや子育てのお母さん、震災から立ち直ろうとしているるひとたち・・・も多かったと思う。
テレビにもこういういいものがある。
何よりも映像と"しゃべりすぎない"アナウンサーや柳田邦夫さんのことばがやさしく力強かった。
受けると言うよりもいっしょに考える時間を作ってくれている感覚にあふれていた。
柳田さんが仙台のある公園の野外彫刻(もちろん佐藤作)を順行とと逆行でとった写真を提示して、ひとつの彫刻が見る角度でこんなに違った美しさ=強さ、を教えてくれたことに驚きもした。
彫刻という立体のもつ美の豊かさを学ぶ。
あらためてこういう美や優しさ・強さの語り部を生んだ東北の山や川や海・平野に感謝する。
地震直前に98で亡くなった立体の詩人がいま彼の地におおきな励ましを贈っていることに、逆に何もなかったこちらがはげまされ・しかられているようにもおもった。
「豆腐屋の四季」いやいや田中邦衛と競演していた「若者たち」にでていた頃からは少し老けたとはいうもののお嬢様のオリエさんは相変わらずきれいだった。
柳田さんのひとことひとことが詩であった。
仙台空港で浸水後の佐藤の彫刻を見つめている写真家の目も美しかった。
充実した45分であった。
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