昨晩は扇風機の微風の次の強さで朝までかけて寝る。
きょうは30度近いと思う。
今年の夏も酷暑日連続だろうか。
お昼に「名曲探偵 アマデウス」という番組をみていた。
前にもベートーベンの「悲愴」やバッハのゴールドベルクだったかなをやっていたのを見たような気がする、後者は坂本龍一だったかな。
今日のはドビュッシーの前奏曲集第一巻。アラウやミケランジェリの演奏でⅠ・Ⅱ巻全曲を覚えたものだが楽理などなにもわからないアマチュア以下ファンなので感覚的なことしか言えないのだが、この番組は"技法"の説明からわかりやすく説明してくれ、作曲者の思いがより大きく伝わってくる。音符・和声に込める作曲者の意図が明瞭に伝わってきた。
響き合う音と音、食べ物で言えば味と味、かおり、青味・・・古典的な音のロジックの中に"すこしはずれた、ゆがんだ"と感じられるミニ・ロジックの導入。
無調へはもう一歩の時代、ある時代の中にあってまったく前になかったことをやる、というのはおおむねモノをよく見ていないということになるが、前の時代にかすかにあらわれた萌芽を敏感に感じ取り取り込み自分の創作の感性に合わせて"なにかを"つくりあげてしまう・・・芸術家とは
わがままながらも常に先輩たちの遺産を意識しつつ"自分"を押し通そうとする、自分勝手だが自分にきびしいまじめな人間なのだなと感じる。
デッサンもできないのに抽象に入る絵描きとか陶芸家が身の回りにたくさんいるが、古典的なロジックをはなから逸脱するだけの酔狂人を演じているのは勝手だが、こんなものはおおよそひとのこころを打つものは何ももってはいない。
彼らはただ"芸術"に携わっている・・・いや"芸術家という看板"をかかげていることにのみ満足してしまっているおろかなひとたちである。
もうこういうひとたちをよいしょするのはうんざりだ。
夕刊。佐渡裕がベルリンフィル指揮。
日本人で"ふつうのことで"ベルリンフィルを振ったのは小澤征爾だけだが、単発で振ったのは何人いるんだろう。朝比奈さんが振ったと思うがそれ以外にいたのだろうか。
世界最大・最高の楽器としてのベルリンフィルはウィーンフィルとはちがい、指揮者の意図に敏感に反応してくれる文字通りの世界最高の巨大楽器。
こないだまで安永徹がコンマスをやっていたと思ったら最近また日本人がコンマスをという記事をみたような気がするのだが・・・それだけ現在のこの業界に関しては何も知らない、過去に埋没している自分。
小沢の権力による波及効果なのかどうか知らないがすごいことだ。
小澤征爾の演奏はあまり好みでないので昔からほとんど聞かないがライヴはいいとのこと、しかしNHKのFMの海外ライヴを聴いても感動はない。
やはり日本の指揮者として世界に通用し没後も高く評価されるのは朝比奈隆だけだと思う。
尊敬するひとである。
ベルリンフィルと言えばエンターテインメントのカラヤンと来るわけだが、いつだったかベートーベンの田園を35分(ふつう45分前後)で終えてしまった来日公演を聞いたことがあるが金管楽器のミスが多くて閉口したことがある、ざぶとんをなげてやりたかった。
リハーサルなんかしてないんじゃないのといった感じだ。
カラヤンは50年代のデビュー直後のモノーらルで残っている録音がいいものが多いのだが、業界の権力者となってからは腐ったなんとかだったと思う。
そういうひとを尊敬するという小沢や佐渡という指揮者がどいう感覚の持ち主なのかはわからないが、佐渡についてはなにも聞いたことがないのでいつか聞いてみようと思う。
今はチャマメのCDが早く届くことを待つばかりである。
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